このチュートリアルはAnime Studioのパーティクルレイヤーの機能デモです。パーティクルレイヤーでは飛び回る小さなオブジェクトを生成するのに使います。蝶の群れや、水、煙などの効果を生み出します。
このチュートリアルを始める前に、アートワークを含んだプロジェクトを読み込んでください。それは"Tutorials/6 - Effects"フォルダに"Tutorial 6.1"と名づけられて保存されています。
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このファイルには四つのレイヤーがあり、それぞれグレーの泡のような形状の小さなオブジェクトが登録されています。これをズームすると以下のように見えます。
煙パーティクル
この泡はパーティクルレイヤーを使って煙のような効果を作成するために使用します。この泡をもう少し詳しく調べると、それらは全て半透明に設定されていることが判るはずです。また、ソフトエッジが施されています。さらに付け加えるなら、これらは48フレーム使って水平に拡大するアニメーションが設定されています。
レイヤーウィンドウで新しいレイヤーを追加します。ポップアップメニューから"パーティクル"を選択してください。パーティクルレイヤーはグループレイヤーのように機能します。追加したパーティクルレイヤーの中に、最初にあった四つのレイヤーをドラッグして入れてください。
パーティクルレイヤーの作成
この時点で再生を行って、どのような動きをするか一度確認してください。現時点では煙のようには見えませんが、生成したパーティクルが流れていることは確認できると思います。では、パーティクルを設定するために、パーティクルレイヤーをダブルクリックしてください。現れたダイアログの"パーティクル"タブを選択します。入力欄に以下の値を設定してOKボタンをクリックしてください。
パーティクル設定
このセッティングでは、生成された粒子は48フレームの間移動を保ちます。 また移動方向に添って回転しません。 粒子の初速は非常に遅く、右方向への加速(ゆるやかな風をイメージ)によって流されます。
このアニメーションを再生すると、パーティクルの動きは煙のように見えるはずです。 ほかしと半透明エフェクトが煙の外観に反映されるためには、QuickTime あるいは AVI ファイルとして出力する必要があります。 パーティクルのソースとして四種類のベクターレイヤーを使用したのは、何段階かのグレーのシェイプを重ね合わせることで、ほかしや、荒れた効果を出したかったからです。