Anime Studioのメインウィンドウ

概要

Anime Studioのインターフェースは様々な外観を持つウィンドウによって構成されます。 この章では、Anime Studioの一般的なウィンドウの構成を説明します。 レイヤーウィンドウのようなAnime Studioのインターフェースの中でも複雑な部分は、これに続く別の章で解説します。 この章では、メインウィンドウがどのように動作するか解説します。ただし、描画やアニメーションの手順についての詳細は述べませんので、 Anime Studioの使い方 に続く章を参照してください。

Anime Studioのインターフェース

Anime Studio Proのインターフェース

作業エリア

Anime Studioのウィンドウの最も大きな部分が作業エリアです。 この領域では、図形の描画とアニメーション操作や、その表示を行います。 どんな状態のプロジェクトでも、この領域には二つのアイテムが表示されています。 第一は現在アクティブなレイヤーの中心を示す、十字のマークです。 第二はプロジェクトの視覚的に有効な範囲を示す青みがかった長方形です。 この長方形の範囲内にあるものだけが、最終的なアニメーション出力として有効となります。

どんなプロジェクトでも固定のイメージサイズ(例えば640x480ピクセルなど)を持ちますが、図形の描画やアニメーション操作については、無限の大きさを持つ平面に対して作業することができます。 前述した青みがかった長方形は、プロジェクトで実際に有効となるイメージサイズを示しています。 作業の途中で、図形の詳細を確認するために、細部へズームインしたい場合があります。 そんなときはマウスの右ボタンを使用してください。 作業エリアで右ボタンをドラッグすることで、作業エリアを上下左右に移動させることができます。 また、Shiftキーを押しながら右ボタンをドラッグすると、ズームイン/ズームアウトが簡単に行えます。 このあと、作業エリアの状態を元に戻したい場合は、Escキーまたは、Homeキーを押すか、表示 メニューから リセット コマンドを選択してください。

作業エリアの背景は、背景色で塗りつぶされていますが、このエリアにイメージファイルをドラッグ&ドロップすると下書き画像として背景に表示することができます。 この機能はDrawツールを使用してイメージをトレースしながら制作するときの助けとなります。

なお、作業エリアを使用した実際の操作方法については、ここでは解説しませんので、Anime Studioの使い方 の章を参照してください。

ツールバー

メインウィンドウの左側にあるツールバーは、操作したツールを選択するところです。 利用可能なツールは、現在どのオブジェクトを選択しているか、どのタイプのレイヤーが選択しているかによって、状況に応じてアクティブ状態が変化します。 それぞれのツールの使用方法については、Anime Studioの使い方 の章を参照してください。

ステータスバー

Anime Studioのウィンドウの下部にあるステータスバーには、現在選択しているツールの簡単な説明が表示されます。 ツールを使用しているとき操作方法が分らなくなったらマニュアルを読むのが早道ですが、それでもこの短いヒントを読むことで操作法を思い出す助けになるでしょう。

再生操作ボタン

メインウィンドウ左下にあるボタンはアニメーションの再生を操作するためのボタンです。

再生コントロール

表示クオリティ(Pro版のみ)

メインウィンドウ右下には、作業エリアへプレビュー表示する際の「表示クオリティ」を設定するポップアップメニューがあります。 この表示クオリティでは、以下のようなオプションを設定することができます。ただし、ここで設定した表示クオリティは、あまくでプレビューのための品質であって、最終的なアニメーション出力の品質には反映されないことに注意してください。

「表示クオリティ」の左側に「選択レイヤーの選択」と書かれたポップアップメニューがあります。 「表示クオリティ」の設定はプロジェクト全体に対して設定でしたが、このポップアップは個々の現在選択されているレイヤーに対しての設定を行います。 仮に「表示クオリティ」の設定で「塗りつぶし」をオンしておいた状態で、このポップアップの設定でレイヤーの「塗りつぶし」を個別にオフにすることができます。