Tutorial 4.2

イメージワープ

はじめに

このチュートリアルはAnimeStudioのイメージワープの機能を解説するものです。この機能の最大の特徴は、イメージの変形にボーンを使うことが出来ることです。用意された写真や手書きされたアートワークなどに設定することで、ビットマップのイメージ画像を自由にアニメートできます。

サンプルファイルの読み込み

このチュートリアルを始める前に、アートワークを含んだプロジェクトを読み込んでください。それは"Tutorials/4 - Images"フォルダに"Tutorial 4.2"と名づけられて保存されています。
 プロジェクトを開き、レイヤーウィンドウが以下のように設定されているか確認し、"Skeleton" レイヤーが選択されてる状態にしてください。

ここからチュートリアルを開始

ボーンレイヤーには、二つのレイヤーが関連付けされています。イメージレイヤーとベクターレイヤーです。アニメーションを再生して、ベクターレイヤーのみがボーンで変形することを確認してください。

ベクターレイヤーだけが動く

イメージレイヤーが変形しない理由は、レイヤーがボーンに接続していないからです。(ベクターレイヤーは前もってボーンに接続してあります)

イメージワープの使用

ボーンでイメージレイヤーを変形できるように、まず"statue.png"レイヤーをダブルクリックして、"Image"タブの"Warp using bones"をチェック後、OKボタンでダイアログを閉じてください。 また、ベクターレイヤーが可視状態になっていますが、最終的なアニメーション結果には不要ですので、目玉アイコンで不可視にします。
 アニメーションを再生して、イメージがボーンによって変形することを確認してください。

イメージが変形する

(Tips)女神像の台座に横向きのボーンが仕込まれていることに気づいたでしょうか? このボーンはアニメーションでは全く動きませんが、重要な役割をしています。
 ボーンが動くとき、どんな箇所でもボーンに近いほど少なからず影響を受けます。このとき、台座は動いて欲しくありません。台座が動かないように固定する簡単な方法が、固定用のボーンを埋め込むことです。

【訳注】誤解のないように補足しますが、最初に用意されたベクターレイヤーは変形のサンプルとして追加されているもので、このチュートリアルには直接的には関係ありません。
 イメージレイヤーはあくまでボーンによって変形しています。ベクターレイヤーの変形がイメージに影響しているのではありませんので注意してください。試しにベクターレイヤーを削除してしまっても変形は正常に行われます。