Tutorial 1.1

最初の一歩

はじめに

AnimeStudioでは、ツールバーが複数のグループに分かれています。 ツールバーには、Draw, Fill, Bone, Layer, Camera, Workspaceと機能別にグループ分けして表示されています。

このチュートリアルでは、Draw, Fill, Layerを使用して、基本的な操作方法を学びます。

単純な形を描く

AnimeStudioを起動すると以下のような画面が表示されます。 (デフォルトでは自動的にキャラクターがメインウィンドウに表示されるので、ファイル メニューの 新規作成 コマンドで消すと良いでしょう)

これがAnimeStudioの画面です。

Oval

ツールバーから Oval ツールを選択してください。 メインウィンドウの最上部に、二つのチェックボックス Auto-fill, Auto-outlineが表示されます。 この二つのチェックを外してください。 通常はチェックしておいたほうが便利ですが、この説明では別の手順をとります。

円を描くため、メインウィンドウ上をクリックしながらドラッグしてください。 このときShiftキーを併用すると、楕円ではなく真円が描けます。

もし、綺麗な円を描くのに失敗したときは、編集 メニューから 取り消し コマンドを選択することで、やり直すことができます。

AnimeStudioで描いた最初の図形です。

シェイプで塗りつぶす

シェイプの作成

Fillツールを利用して、あなたがDrawツールで描いたラインをシェイプ化して色を付ける事が出来ます。 (塗りつぶしなどの加工が行われた図形をシェイプと呼びます)

編集 メニューから すべて選択 コマンドを選択してください。これにより円を構成するポイント(点)が全て選択されます。 (但し、円を描いた直後ではポイントは選択済みですから、この操作は必要ありません)

続いて、ツールバーから シェイプの作成 ツールを選択すると、以下のような表示に変わります。

塗りつぶすためシェイプを選択します。

シェイプの作成 ツールを使用すると、塗りつぶしが行われる領域が赤いチェック模様で表示されますが、この状態では、まだ塗りつぶしは行われていません。 このまま直ちに塗りつぶしを行いたい場合は、Spaceバーを押してください。塗りつぶしが確定されます。

Spaceバーを押した後は、スタイル・ウィンドウで色の調整ができます。

スタイル・ウィンドウ

"塗りつぶし色"が表示されている箇所をクリックすると、カラーピッカーで塗りつぶし色が変更できます。 "ラインの色"では線の色を変更できます。 実際にどのように塗りつぶしが行われたか確認したい場合は、ファイル メニューから レンダリング コマンドを選択してください。完成した塗りつぶしがウィンドウ表示されます。

単純なアニメーション

AnimeStudioでアニメーションを行うには、キーフレームを設定する必要があります。 キーフレームとは、オブジェクトの座標をあらわす時間軸上の点です。AnimeStudioはキーフレームの点から点の座標を自動的に計算します。

タイムライン・ウィンドウの最上部にはアニメーションのフレーム番号が表示されています。 現在時刻をフレーム36に変更するために、36と表示された番号をクリックしてください。

【訳注】デフォルトではフレーム番号しか表示されていませんが、編集->初期設定のオプション・タブで、"SMPTEタイムコードで表示"をチェックすると時間で表示することができます。

タイムライン・ウィンドウ

ポイントを移動

続いて、編集 メニューから 選択の解除 コマンドを選択して、シェイプの選択状態を解除してください。 ツールバーから ポイントを移動 ツールを選択して、下図のような形状になるようにポイントをクリック&ドラッグしてください。

ポイントを移動する

レイヤーをZ回転

そのまま、 レイヤーをZ回転 ツールを選択してください。 クリック&ドラッグすると、図形全体が回転しますので、下図のようにしてください。

レイヤーを移動させる

タイムライン・ウィンドウに戻って、フレーム72をクリックしてください。 次に、ドロー メニューから すべてのポイントをリセット コマンドを選択してください。すると、図形が元の円に戻ります。 さらに、メインウィンドウ最上部にある リセット ボタンをクリックしてください。回転が解除されます。

これでアニメーションの完成です! メインウィンドウの最下部のオーディオデッキのような操作ボタンで、作成したアニメーションを再生することができます。

再生コントロール

試しに 再生 ボタンをクリックして、アニメーションを再生してみてください。

最終的な結果


以上でAnimeStudioのちょっとした操作方法を学びました。このチュートリアルで学んだツールを使って、色々と試してみるのも面白いでしょう。 もっと知りたいのなら、次のチュートリアルに進みましょう。 Tutorial 2.