新機能
Anime Studio 5の新機能
以下に述べることはAnimeStudioの全機能をリスト化してものではありませんが、AnimeStudioの経験者にとって重要となるバージョン5の主要な機能をカバーしています。バージョン5に機能を追加するに当たり、多くのユーザの意見を取り入れました。希望する機能のうち、多くの内容が以下に追加されていることを確認できると思います。
ユーザインターフェース
- より洗練されました
- マルチウィンドウ対応
- マルチビューポート対応
- ユーザインターフェースの配色をカスタマイズできます
- 編集画面の改良
- 表示品質をオプション化しました
- レイヤーのマスク効果と透明効果をリアルタイムで確認できます
- タイムラインの改良
- 新しいタイプとして、繰り返し(cycling)を追加しました
- サウンドトラックの波形をタイムラインで確認できるようになりました
- cyclingとvisibleの範囲をタイムラインで確認できるようになりました
- チャンネルを選択的に表示したり隠したりできるようになりました
- レイヤーのvisibilityがタイムライン上で確認できるようになりました
スクリプト
- AnimeStudioのスクリプト言語にLuaを採用しました
- ユーザが独自のツールを追加することができます
- "scripts"フォルダにLuaスクリプトを登録するとメニューに表示することができます
- 音声に反応したアニメーションを定義するため、スクリプトは音声データにアクセスすることができます
ツールの改良
- 追加されたツール: magnet, bone strength, arrow, hide edges, bending,...
- hide edgeツール - 塗りつぶしの周囲に部分的なアウトラインを作ることができます
- 一部のツールに自動融合(auto-welding)が追加されました
- select shapeツールで一番上にあるシェイプを選択できます
- シェイプやアウトラインを別個に作らなくても、塗りつぶしとアウトラインを複合した形で作成できます
SWF書き出しの改良
- ラインの品質の改良、データの最適化によりファイルサイズの省力化
- PNGまたはJPEGを使用したイメージレイヤーをそのまま出力します。※変形などのアニメーションには対応しません
- グラデージョンを書き出せます
- 幅に変化をつけたラインを書き出せます
- MP3フォーマットの場合のみ、サウンドトラックを書き出せます
追加されたレイヤーの種類
- noteレイヤー(付箋として使用できます)
- 3Dレイヤー
- OBJファイルを読み込めます。もしくはスクリプトで3Dオブジェクトを作成することも可能です。
- トゥーンエッジを表示できます
- テクスチャマップをサポートします
- ボーンレイヤーで変形できます
アクション
- キャラクタを作成した後、それを再使用し易くする仕組みを追加しました
- 歩行や、表情の変化、セリフなど
スタイル
- 複数のシェイプにスタイルを設定できるようにしました
- スタイルを変更することにより、シェイプの色、輪郭のライン幅、ブラシなどを一括して変更できます
ボーンの改良
- ボーンの影響範囲を調整できるようにしました
- bone dynamics - ボーンにゴムのような動きを自動でつけられます
- switchレイヤーはボーンレイヤーのサブレイヤーとして使用できます
- ボーン作成の新しいテクニック - ボーンシステムの構築を従来より早く簡単にできるようになりました
レンダリングの改良
- シェイプのアウトラインに筆のような表現がつけられるようになりました
- レイヤーマスクの改良 - より一層、高機能で柔軟になりました
- レンダーオプションとして、NTSCセーフカラーが追加されました
- レイヤーのブレンドモードを追加
- AVIの読み込みを改善しました(Windowsのみ)
- 青赤フィルタによるステレオ効果をオプションに追加しました
- ブラーの最大半径を拡大し、ブラーの品質が良くなりました。また、ブラーのアルゴリズムを改善しましたので、最大256ピクセルまでのブラーを遠慮なく使えます