Tutorial 4.3

トーキングヘッド

はじめに

ここでは写真イメージを使用してチープなトーキングヘッド(おしゃべり人形)を作る方法について説明します。ここで示される結果は品質に少々問題がありますが、画像イメージとボーンシステムを変更することで改善する余地はあります。

サンプルファイルの読み込み

このチュートリアルを始める前に、アートワークを含んだプロジェクトを読み込んでください。それは"Tutorials/4 - Images"フォルダに"Tutorial 4.3"と名づけられて保存されています。

ここからチュートリアルを開始

プロジェクトにはボーンレイヤーに取り囲まれた写真イメージのレイヤーによって構成されます。口の周囲のボーンには制御できるようにあらかじめ設定が終了しています。写真周辺のボーンは余計なイメージが変形しないように抑える働きをします。

ボーンのテスト

Manipulate Bones

ツールボックスから Manipulate Bones を選択してボーンの動きをテストしましょう。右側の下唇のボーンをドラッグしてみてください。するとボーンの動きに連動して、他のボーンも動くはずです。これはコンストレインツがあらかじめ設定されているためです。


口を動かしてみる

サウンドに連動した動き

このアニメーションにサウンドトラックを追加してみましょう。メニューから、Animation->Select Soundtrack...を選択します。するとサウンドファイルを指定するダイアログが表示されるので、"Anime Studio/Tutorials/4 - Images"フォルダにあるreagan.wavファイルを選択してください。こうすることでプロジェクトにサウンドが読み込まれます。

Select Bone

次のステップではサウンドの波形に連動したアニメーションを設定してみましょう。 Select Bone ツールを使用して、連動させたいボーンを選択してください(おそらくボーンは選択済みだと思いますが念のため)。タイムラインのカレントフレームを1フレーム目に合わせます。メニューからScript->Sound->Bone Audio Wiggleのコマンドを選択してください。これは音の大きさに対してボーンの角度を自動設定するためのスクリプトです。続いてダイアログが表示されますので、ボーンの最大角度を180度に設定してOKボタンを押してください。
 続いてもう一度、音声ファイルを設定するようにダイアログが表示されますので、reagan.wavファイルを選択してください(最初に設定した音声ファイルはプロジェクトが再生するサウンドトラックです。ここではボーン制御の音声ファイルを設定しますので、場合によっては違う音声ファイルを設定することも可能です)。スクリプトが実行されて、選択したボーンに対して自動的にキーフレームが設定されます。再生してトーキングヘッドがうまく動くか確認してみてください。